2016年1月22日金曜日

栄養指導論実習Ⅱ



◆ 栄養指導論実習Ⅱ

食物栄養学科2年生を対象にした「栄養指導論実習Ⅱ」についてお届けいたします。

この実習は、栄養士の大切な仕事のひとつである栄養指導に必要な技術と実践力を、演習により身につけることを目的に開講されています。

栄養指導論や他の関連講義で学んだ知識を基にして、計画・実施・評価の部分を中心に演習します。
対象者や指導目標に合わせた効果的な媒体・教材を用いた栄養指導をプランニングし、多様な方法により集団に対する模擬指導(ロールプレイ)を実演します。

これまでの実習では、外部講師による集団指導の実演見学、スピーチによるプレゼンテーション、食育教材ポスター作成、対象・目的に応じた指導用リーフレット作成、そして集団に対する模擬指導の指導計画立案、教材・台本作成という流れで行われてきました。

授業最終回に行われた栄養指導のロールプレイは、各グループで対象となる年齢や指導目標が異なります。
多様な教育方法により集団に対する模擬指導を実演するために栄養指導をプランニングし、その後は画用紙にイラストを描いたり、紙人形を作ったりと準備に大忙し!


グループごとに栄養指導する対象者も指導目標もさまざまです。
・幼稚園児    「好き嫌いをなくそう」
・小学校3・4年生「薄い野菜と濃い野菜の違いについて」
・中学生の男女  「鉄の必要性について」
・妊婦さん    「元気に赤ちゃんを産むために」
・中学生の保護者 「基礎食品群について」
・65歳以上の方 「バランスの良い食事について」


年齢と指導目標に合わせた教材と台本を作成し、模擬指導に臨みました。
大きな文字でわかりやすく書かれた教材を黒板に貼りながらクイズ形式で出題したり、小さな子どもへ向けた食育では前に出てきて参加型にしたりと、聞く人を飽きさせず興味を惹きつける工夫が随所に見られました。

グループで話し合い、指導案を何度も練り直してできた模擬指導。
栄養指導に必要な技術を学ぶと同時に、大勢の人の前で話す実践力が身に付きました。


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